企画展・イベント

魯山人の手跡 ー器に書くー

会期 2026年11月19日(木)~2027年3月30日(火)

書家・篆刻家からはじまった魯山人の芸術は、山代温泉の作陶を経て、様々な分野へと広がりました。しかしその根底にはいつも「書」がありました。魯山人にとって書は身近な存在であり、普遍的な美の表現方法でした。

器の表面に描かれた文字は、単なる装飾ではなく、「書」という平面的な表現を超えて、器の形や釉薬の表情と調和しており、力強く伸びやかな筆線や、自由に崩された文字、余白に生じる緊張感は、既成の形式にとらわれない魯山人の美意識が感じられます。使うための器に書くことで、「用」と「美」は溶け合い、魯山人の目指す「美生活」へと高められました。 器に記された魯山人の手跡をたどりながら、「書」を起点に広がった魯山人の美意識と、書と器が響き合う独自の造形世界をご紹介します