魯山人の仕事 向付 いろいろ

2024/12/5-2025/4/1

会期 2024年12月5日(木)~2025年4月1日(火)

茶懐石において最初に供される膳の向こう側に盛り付ける料理と器を向付と言い、膳の重要な要になります。

魯山人の陶芸は美味しく食するためにふさわしい器を求めたことから、魯山人の陶芸は始まりました。その後に開設された星岡茶寮は魯山人の目指した美食の世界を体現したものでした。新鮮な旬の食材を取り寄せ、料理にふさわしい器を作り、掛軸や屏風等の設えから、着物もデザインし、庭にも気を配るほどでした。

そのため「器は料理の着物である」と残した魯山人らしく、様々な向付を残しています。季節により内容により、料理が一番映えることを考えて、趣向を凝らして制作された向付は、魯山人の美意識にあふれています。

魯山人にならい、自分が使うとしたら何時の季節にどのような料理に使いたいのかを考えながらご覧いただけますと、より一層楽しんでいただけるのではないでしょうか。

開催中・今後の企画展
更新日:2024年12月03日