魯山人の足あと 月冴ゆる

2023/12/14-2024/3/26

会期 2023年12月14日(木)~2024年3月26日(火)

 魯山人が初めて山代温泉に滞在したのは大正四年。その時から晩年を迎えるまで、魯山人にとって山代温泉は、思い入れのある場所となりました。

 看板が縁となったこの地に、その後も魯山人は何度も訪れ、交流を深めています。菁華窯での作品制作や、頒布会、時には手土産を手にふらりと訪れた時も、変わらず迎え入れてくれた山代温泉を魯山人は故郷のように感じていました。この地に残る魯山人の作品は多く、当時の魯山人がいかに足しげく訪れていたのかがわかります。今年度は「魯山人の足あと」と題して、作品をご紹介してきました。最後となる今回は「月冴ゆる」です。

 魯山人の作品の多くは張り詰めた緊張感があり、独自の美意識があります。妥協を許さない魯山人は、厳しくも澄み切った冴ゆる月のようです。

 初めて魯山人が山代温泉に訪れたのは大正四年の秋から春。厳しい寒さと、だからこそより感じられる温もりは魯山人の孤独な心も包み込んでくれたことでしょう。家族に恵まれなかった魯山人にとって、山代は心の拠り所だったのかもしれません。冴ゆる月のような孤高の魯山人と山代温泉の交流をご紹介いたします。

開催中・今後の企画展
更新日:2023年11月30日